20年後の豊かな日本への一つのビジョン
YAMI大学 深呼吸学部 部活動( 関心のある方は、学部生以外でも参加出来ます)
希望者は、橘川幸夫まで連絡ください。
概要・「林リポート」は1966年、経済企画庁でまとめられた20年後のビジョン。このリポートを分析して、内容と方法論の理解を深めながら、2021年現在からの「20年後の豊かな日本への一つのビジョン」をまとめる作業を行う・参加者を募集します。
●「林リポート」について 橘川幸夫
林雄二郎さんは戦争終結の後、戦後の日本社会を再スタートするシンクタンクであった経済安定本部(通称・アンポン)に入り官僚生活を始める。アンポンはやがて経済企画庁になり、1966年、日本の未来の見取り図となる「20年後の豊かな日本への一つのビジョン」(通称「林リポート」)を発行する。このリポートのスタッフには、下河辺淳氏(のち、NIRA総合研究開発機構、東京海上研究所理事長)や宮崎勇氏(のち経済企画庁長官、大和総研特別顧問、インターアクション・カウンシル事務局長)など、現在の日本社会の形成に大きな影響を与えた人たちがいた。
林リポートをまとめるために、梅棹忠夫、小松左京、加藤秀俊氏、川添登氏らに会った。在野の知識人たちは、官僚である林さんが訪ねてくるというので、どうやっていじめてやろうかと手ぐすねをひいていたところ、林さんの発想があまりに柔軟で、自分たちよりも激しく官僚制度を批判したりするので、すっかり意気投合し、その後、この5人のメンバーは、日本の未来を語り合う「貝食う会」という勉強会を定期的に関西で行っていた。
「復刻版・20年後の豊かな日本への一つのビジョン」は、林さんから一冊だけ持っていた原本をいただき、前書きも書いてもらい、2008年に復刻版発行したものである。
▼研究会体制 進め方
1.テーマ別に、研究調査バンドを組む。
2.バンド単位で研究会を開催し「1966年の林リポートの分析」を行う。
3.それぞれのテーマごとに、現状の課題を分析する。
4.それぞれのバンドの議論を提出し、総合的な議論を行う。
5.現代の「 20年後の豊かな日本への一つのビジョン」をまとめる。
▼テーマ
1から9までは、1966年版に準じる。
1.人口の規模と構成
2.地域問題
3.食生活
4.勤労生活
5.学校教育
6.住宅問題
7.移動手段
8.国際問題
9.政府の役割
それに以下を追加したい
10.メディア問題
▼現在、以下のテーマでのバンドがスタート。
随時、Zoomを活用して議論。
●勤労生活
ためきち
浅沼 正治
窪
楯岡かおる
●学校教育
具志 一朗
モモ
おこちゃん
古澤正三
●人口の規模と構成
ぽっくる/田久保あやか
山中
平方あやちゃん
久恒
●食生活
マサ-_MASAtoIto
淵上周平
●国際問題
Ai Matsutani